AFAスギっ子プロジェクトの歩み

日本サッカー協会が推進する「キッズプロジェクト」は、日本でワールドカップが開催された翌年の2003年にスタートしました。 その翌年の2004年より、秋田県サッカー協会でも巡回指導やキッズフェスティバルが実施され、本県のキッズプロジェクトの歴史が始まりました。 スタート当初は年数回のイベントとしておこなわれていましたが、現在では、県内全域で定期行事として 実施されており、多くの子供たちが身体を動かす楽しさやスポーツの素晴らしさを体感しています。

秋田県サッカー協会キッズ委員会の活動イメージ

秋田県サッカー協会キッズ委員会でも、普及と育成の両輪を柱とした秋田県サッカーの基盤確立のため、 「AFAスギっ子プロジェクト」と「AFAスギっ子エリートプロジェクト」と言う親しみ易い名前で分化し、取り組んでいます。 「AFAスギっ子プロジェクト」では、巡回指導やゲストティーチャー、キッズフェスティバルをおこない、 サッカーファミリーのグラスルーツを築き上げています。 この永年の活動が実って、少子高齢化が進む秋田県ですが、4種年代のサッカー選手とサッカー空白地での新規登録チームは増えています。 また、このプロジェクトに必要不可欠な指導者の養成・育成もおこないスキルアップを促し、サッカー関係者のみならず保育士や保護者、他種目の指導者等の幅広い方々が指導者資格(キッズリーダー)を取得し、様々な形態でキッズ活動に参加しています。 キッズ委員会の普及と育成プロジェクトは、県内全体でのプロジェクトと並行して県内を5地区に細分化して、より細やかな地域密着型な形で推進されています。

特に育成における「AFAスギっ子エリートプロジェクト」では、種別の垣根を越えた指導者の協力や意見交換がおこなわれ始めており、各年代のトレセン活動への一貫性指導の入口として秋田県全体のレベルアップの源となっている。 そして、時を経た現在、キッズプロジェクトで育った子供たちも社会に羽ばたき始めており、サッカー選手や指導者として活躍していて、頼もしい限りです! この普及と育成の2本柱のキッズプロジェクトが秋田県サッカー界の今後の「財産」となる事を願い、今後も様々な活動に全力で取り組んでいきたいです!

荒野を耕し蒔かれたキッズと言う名の種が 永い時間を経て様々な形で健やかに芽吹き 選手や指導者と言う思い思いの形の花を咲かせ 凛とした出で立ちで実を成している いずれその実は新たな大地に種となるであろう

一般社団法人 秋田県サッカー協会 キッズ委員会
委員長 髙橋 淳